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結婚20周年の指輪

明日は11/22で「いい夫婦の日」なんだそうです。
だからというわけではなくて、いつか書こうと思っていた結婚20周年の指輪の話を。。。


二つの指輪
手は顔より恥ずかしいのでボケた写真で逃げます。。。スススッ。。。


前に書きましたが、今年の9/24は私たちの結婚20周年記念日でした。
私はとにかく高を元気づけたくて「記念に指輪をつくろう!」と提案しました。

高は結婚指輪をつけない人で、というのも指輪が角張っていて、
彼はいつも指を必要以上にピンと伸ばすクセのある人でしたから^^、
指輪が物に当たって邪魔なんですね。
顔を洗えば顔が痛いらしくて。。。だいたい指に力が入りすぎ!
とにかくハネムーン以来ほとんどつけたことがなかった。。。


いつも行く婦人科で北海道のスローライフの雑誌を読んでましたら、
北麓(ホクロク-クリックでHP)という旭川の工房が、すてきな結婚指輪をオーダーでつくっているのを知りまして、
それで高に提案してみたんです。

「ああ、それはいいね!デザインはOっちゃんにまかせる」とのお返事。。。
いつになくダイレクトに喜んでくれました☆”
それでネットで検索し、もう工期が短かったんですけれど直接電話でお願いしてみました。

「こういう訳で是非とも9/24日に間に合わせていただきたいんですけどお願いできますか?」
医師から説明を受けていた状況もほとんどお話ししました。
せっかくつくってもらうのだから、やっぱり全部知っていただいた上でお願いしたかったんですね。

「それはオーダーありがとうございます。是非心を込めてつくらせていただきます」と言ってくださいました。
それから何度もメールや電話、手紙でやりとりをして、リングゲージや見本リングも送ってもらい
9/20ごろリングが届きました。

素晴らしい、私たちらしい指輪でした!
高も大喜びで、高の父母も来てくれた中、結婚20周年のお祝いをしました。(ホスピスから外泊)


私たちの指輪はソネットです。
太さも面付けも段だらで、上の写真では太い部分が主にでています。(2本のうち下の方です)
私たちは同じサイズを頼みました。
結婚当初より高は指が細く、私は太くなりました。(2本のうち上が高の結婚指輪/18kとプラチナのコンビ)
ソネットは指で逃げてくれ、大きくても邪魔にならずに手の動きにしっくりとなじみ、
20kの輝きも美しくさりげなくとてもいいです。




さて、高が召されて、教会のみんなが駆けつけてくれたとき、
「指輪をはずして持っていてあげたら?ペンダントとかにして…」と言われ、
「そうですね…」とはずそうとしましたが、
いつもは指輪が回るのに、このときは指がむくんでいてはずれませんでした。
「持っていきたいのかな?無理にはずすのはかわいそう…」
そのとき『!』と思い、高がつけていた日記の9/24のページを読みました。(初めて読む)

  「結婚20周年記念で指輪の交換を行った。
     -中略-
  20周年の指輪は肌身離さず指につけていることにしよう。
  二人のきずながより強くなった気がする」



「やっぱりつけていたいんだ。離したくないんだね…」とみんなで泣いて。。。
指輪をつけたまま指を組ませて納棺しました。



斎場で焼き、お骨になった高はとても見事に白く、骨もしっかりとして太く、
歯の一本一本、アダムスアップル(のど仏)、頭蓋骨、脊椎の一つ一つくっきりと形を保っていました。
私は前夜式のあと完徹で、葬儀の疲れもありぐったりとしていましたが
その立派な骨を一目見て、妙に安心し癒されたのでした。
エゼキエル37章の枯れた骨が人になるところを思い出しました。

指輪を探しながら骨を拾っていましたが、見つからず「溶けたのかな…」とあきらめていました。
それならそれでいいや…と。
でも日記を読んでいた高の母が
「指輪、指輪…」とお骨そっちのけで指輪を探してくれ、
私の妹がお義母さんの横について一緒に塵の中を探してくれていました。

「あった!指輪!」

妹の大きい声がして、指さす先にかわいい金の球がありました。



きずなの塊

指輪が溶けてこんなかわいい球になった。。。(実寸:長い部分で約6mm)
宝物です。

指輪としては今も天国で彼の指にあるのでしょうか?
この世には二人のきずなの塊が残りました。


祭壇の高の写真のところにおいてあります。11/11の写真にも小さく写っていますよ。



北麓さんに高の死をお知らせしたわけではありませんでしたが、新聞で知られたらしく弔電もいただきました。
その後もお手紙しお電話もいただきました。
お会いしたことはないけれど本当にいいご夫婦です。いつか訪ねてみたいと思います。






.


  「もう一度繰り返すことができたとしても、やはり私はOO子を選ぶであろう」


ずるいな。。。私はあなたにいつも後回しにされて寂しかったんだよ。
体のこと心配しても心配しても、いつだって友達や同僚優先で誘いを断らなかったじゃん。

「そばにいてよ」って言っても
「いつもいるだろう☆」って笑って。。。

「今週末空いてたっけ?空いてるならオレ、あいつとOOに行ってきたいんだけど…」
「えー!」って言うと、
「だってOっちゃんが予定を入れないからさ!」


私は少しでも体を休めて私ときっちょとゆっくりしてほしかったから…
外に出るより家でまったりしたかったんだ。。。でも予定だらけで全然かなわなかった。
いつもきっちょと留守番してた。

話していてもいつも答えははぐらかし。。。妙な「間」があって、答えになってなくて、でも面白くて、
それでいつもごまかされて、何を考えているか実はよくわからなかった。
時間にルーズでいつも1時間も待たせるし。。。


ずっと『片思いだな』と思ってきたよ。
大好きだったけど、『もし生まれ変わったらこんな人とは結婚したくない』って思ってきた。。。



それが、最後の22日間、この家で。。。
私に何もかもあずけてくれたよね。
本当に何もかも。。。

こんなに人は無力になって人に頼れるものなのかと思うほど、無防備に。。。
私が自分のことをしようとすると決まって「Oっちゃん!」って声をかけてきたっけ。。。
『こいつ赤ん坊かっ!?』ってムカッともしたけど、(きっちょの小さいときともそっくり!)
『本当に私は高を生んだのかもしれない…』と思ったりもしたよ。



天国に行っちゃって、あなたは人生全部で私に語ってくれている。。。
今の方が言いたいことわかる気がするよ。
そしてすごく甘えられていたんだなってことも!


そしてやっぱりあなたは「私の主人」だと思う。
ホントずるい。


でもま、これからもよろしくお願いします。。。




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